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今やジャパンヴィンテージの域にある1984年製造。ヤマハの"Luxury"...高級機種のL-15です。1975年から発売されたモデルで、本機は後期型に当てはまります。オール単板でトップはエゾ松、サイド&バックはハカランダ。特にバックはルックスが麗しい3ピーススタイルとなっております。マホガニーネックに黒々としたエボニー指板。マテリアルだけでも十分満たされるこのギターは、もちろんサウンドも素晴らしい。ラウドに響くボトム、煌びやかで伸びのいいトップエンド。パワーがありつつも粒立ちのよいミッドレンジ。キングオブアコースティックサウンドではないでしょうか。それでいながらどこかヤマハらしい上品なまとまりも感じ、レコーディングの場などにおいても扱いやすそうな質感をしています。ギターを始めるにあたって、リーズナブルな価格帯のヤマハ製アコギを手に取る方は現在においても少なくないと思いますが、そのイメージで止まっている方は是非、本機を弾いていただきたい。きっといい刺激を受けてもらえることに違いありません。もちろん往年のヤマハLOVERな方々にも――釈迦に説法でしょうが――この素晴らしい音色を堪能していただきたい。状態は驚くべきクリーンコンディションで、タイムスリップして購入したのではないかと思えるほど美しい。フレットは一応残り8分としておりますが、丁寧に保管され、優しく弾いてこられた一本なのでしょう。出音に問題はございません。弦高は現代の基準でいえば低くないですが、当時の基準を踏まえれば特に違和感はございません。唯一トラスロッドの調整幅が少ないですが、ネックは現状基準内のコンディションをキープ、保管の仕方に気を遣えばまだまだ気にせずお使いいただけます。Cat's Eyes(トーカイ)製のハードケースが付属します。